人の逝き方を考える

10/04/2020

終末期医療と尊厳死

世界に例をみない「多死社会」を迎える日本。
「どう死ぬか」という問題に、国民の一人ひとりが直面する。
「人の逝き方」を見続けた一人の医師の軌跡をたどりながら、結核、肺がん、終末期医療を考える貴重な記録集。

推薦します

源河圭一郎先生は、呼吸器外科医として肺がんの診療に永年従事し、
国立病院の院長として困難な経営の舵を取り、またご自身の戦争体験や尊厳死協会おきなわ会長としてご活躍するなかで、人間の「生と死」を見続けてこられました。
弱者への優しさ溢れる本書は、医療者のみならず現代の日本人にとって必読の書です。
(社会医療法人葦の会 オリブ山病院 理事長 田頭真一)


もくじ

第1章 終末期医療と尊厳死
第2章 タバコと肺がん
第3章 結核、感染症
第4章 長寿県・沖縄
第5章 国立療養所沖縄病院での勤務
第6章 昭和・平成・令和の時代の医療に身をおいて


著者プロフィール

源河圭一郎(げんかけいいちろう)

社会福祉法人 葦の会 介護老人保健施設 オリブ園 施設長/元日本尊厳死協会評議員/医学博士

昭和10年、兵庫県神戸市灘区で生まれる。首里高校から京都大学医学部に入学。同大学大学院を経て兵庫県豊岡市立豊岡病院胸部外科、その後琉球政府立那覇病院気管食道科医長、国立療養所沖縄病院院長を務める。その間、台湾、大韓民国、香港、シンガポール、デンマーク、イギリス等でWHOの研修に参加する。 肺結核、喫煙と肺癌から尊厳死について、日本のエキスパートとして医療活動を続ける。


書籍情報

著者:源河圭一郎

出版年月日:2020/04/10

ISBN:9784772661553 

単行本:316ページ 

価格:2500円+税


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